Femapv2021.1から新しく追加された機能として[メッシュサイズ伝播]と[メッシュコントロールエクスプローラ]というものがあります。これまでのバージョンを使用していて、複数のサーフェスやソリッドで構成されているモデル上にメッシュ生成した際や、メッシュ分割数を変更した場合、隣接するメッシュ分割数とずれてしまいメッシュがつながらなくなることはありませんでしたか?そのような状態を回避するために、この機能が追加されました。[メッシュサイズ伝播]機能により、サーフェスやソリッド上のエッジをペアリングし、そのペアリングしたエッジ間でメッシュサイズが連動(伝播)します。エッジのペアリングは、隣接エッジ間とマップドメッシュの対辺エッジ間で行われます。ペアリングはメッシュサイズ設定の際に行えます。[メッシュコントロールエクスプローラ]機能は、[メッシュサイズ伝播]機能を活用しシェルメッシュや6面体メッシュの生成・編集を効率的に行うことを目的に作られたツールウィンドウです。このウィンドウ内で、マップドアプローチされているジオメトリやペアリングされているエッジなどがリスト表示され、各ジオメトリにメッシュ生成のためにどのような定義がされているのか確認することができます。この2つの機能で、4辺形のシェルメッシュ(マップドメッシュ)や6面体メッシュを効率よく生成することができます。本セミナーでは、この新しく追加されたメッシュ生成・修正機能の概要と使用方法を分かりやすく解説いたします。