初期ボルト荷重を考慮した線形静解析

NX Nastran SOL101

事例概要

NX Nastranでは、プリテンションボルトを考慮した様々な解析(線形静解析、非線形静解析SOL601、線形座屈解析など)ができます。Femapのインターフェイスを使って、ボルト締結部のビーム要素、バー要素とソリッド要素によるモデル化及びボルト荷重の設定が簡単にできます。本事例は、ボルトをバー要素とソリッド要素でモデル化して、両方の結果を比較しました。
 
表面静摩擦係数0.15の2つの金具をM10のボルトで締結しました。軸力は150kgfとし、片側を固定し、線形静解析を行いました(図1)。バー要素の結果とソリッド要素の結果比較より、2つの金具のMises応力最大値・最小値及び変位最大値・最小値が両手法で同じになることが分かりました(図2) 。

図1 解析モデル

図2 解析結果

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