安全基準照査&レポート作成ツール”SDC Verifier”によるクレーン(ホテル)の構造安全性評価
事例概要
Faralda NDSM Crane Hotel Amsterdamのプロジェクトは、クレーンをオランダで最も独創的なデザイン・ホテルの1つに作り変えるために、クレーンを解体・移設することでした。安全基準に従って構造を検証し、シンプルな手順によりレポートを作成できる強力なツールである”SDC Verifier”を用いて、風荷重やその他の荷重にさらされるクレーン構造部の完全性をNEN 2018とNEN2019の標準に従って計算し評価しました。”SDC Verifier”の荷重作成機能や評価部材検出ツール、規格照査・レポート作成機能を用いることで効果的に問題把握を行うことができました。
<評価項目>
- 許容最大応力
- 変位
- リベットの最大せん断応力
- 回転軸の強度
- 底面台車摩擦
- 座屈係数
横風および背面風の影響を評価した結果、横風の影響がこのデザインにとって許容できないことがわかりました。すなわち、構造物は風見鶏のような形式(クレーンの腕が常に風方向に向く必要がある)で設置しなければなりません。
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