SDC Verifier
安全基準調査&レポート制作ツール
SDC Verifier 製品概要
SDC Verifier(Structural Design Code Verifier)は、要求される安全基準に従って構造を検証し、効果的でシンプルな手順によりレポートを作成できる強力なポスト・プロセス・プログラムです。
Femapのアプリケーションとして開発されたツールであり、シームレスに使用することができます。
SDC Verifiersの特長
荷重作成・管理
FEM荷重の組合せ、FEM解析結果の組合せ、荷重グループ・荷重サイクルの作成、疲労評価に用いるサイクル荷重・比例荷重の作成が簡単に行えます。
◆検出ツール
複雑な構造のフレーム/パネル/プレート/はり部材/ジョイントなどを自動的に検出し、寸法を計算できる機能を備えています。
◆規格照査
板、はり構造の座屈評価、チューブ構造強度評価、クレーンなどフレーム構造の強度・座屈評価、BS7608による溶接疲労評価などが可能です。
レポート作成
FEM解析結果、規格照査結果、コンター図をそのままレポートに取り込むことができます。
テンプレート機能があり、一連の計算プロセスを再利用することができます。
ライセンス形態
SDC Verifier
ライセンス買取 | レンタル | |
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スタンドアローン・ライセンス | ○ | ○ |
ネットワーク・ライセンス | ○ | × |
SDC レポート(SDC Verifierのレポート機能のみ)
ライセンス買取 | レンタル | |
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スタンドアローン・ライセンス | ○ | ○ |
ネットワーク・ライセンス | × | × |
SDC Verifier 製品詳細
荷重作成・管理
Femapで解析に用いる荷重(メッシュベース荷重)が作成できます。
- クレーン・海洋構造物/建築施設などに当たる風荷重・竜巻荷重・津波荷重
- タンク/水槽中の液体振動による荷重
- 船舶などの波浪荷重・揚力荷重・津波荷重
規格照査に用いる荷重が作成できます。
- Femapの荷重セット及びその組み合わせ
- Femapの解析結果を規格照査用に変換した荷重(座屈応力、変位など)
- 解析結果の組み合わせ(例:曲げとせん断応力の組み合わせ)
- 疲労安全係数を評価するためのサイクル荷重(グループ)の定義
- 複数の荷重セットから最大荷重(エンベロープ)の抽出
検出ツール
複雑なモデルで設計・安全規格を照査するために照査対象を特定する以下のツールを提供しています。
- ・船舶などのモデルで板・フレーム・パネルを検出し、パネルの寸法・臨界座屈応力を計算するツール
- ・クレーンなどフレーム構造に対し、はり部材を検出し、部材の長さ・臨界長さ・臨界座屈応力を計算するツール
- ・溶接構造に対してジョイントを検出し、溶接規格によって、ジョイントの許容応力・疲労安全係数を計算するツール
規格照査
クレーン・海洋構造物において、吊り荷重、風荷重等を想定して、安定性・座屈・溶接部の疲労強度などの安全規格を照査します。
- ・FEM解析結果の応力を用いてABS・DNVによる船舶の座屈評価
- ・DIN 15018疲労規格によって、疲労安全係数を計算
- ・クレーンの解析結果を用いたAISC規格によるはりの長さ、座屈を評価
カスタマイズ照査も可能で、解析結果の要素応力を用いて、陽的式で強度を照査できます。
Femapのグループ選択・要素選択ツールを利用して評価対象を特定できます。
レポート作成
Microsoft Officeと連携して、Femapのグラフ・コンター図・解析結果リスト及びSDC Verifierの荷重リスト・座屈評価結果・疲労安全係数評価結果などについて、自動的にレポートを作成できます。
作成されたレポートをプレビューし、カスタマイズ編集することができます。
よく使われる解析プロセスと一連の操作をテンプレートとして保存すれば、モデルを入れ替えた解析と評価が自動的に実行されます。
SDC Verifier 動作環境
OS | スタンドアローン版 |
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ネットワーク版クライアント、 ライセンスサーバー |
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CPU | Intel x86互換64bit CPU (Intel 64, AMD 64) | |
メモリ | 4GB 以上 (推奨 8GB以上) | |
ハードディスク |
最小セットアップ 1GB 最大セットアップ 4GB ※推奨 ソフトウェア使用時 100GB以上の空き |
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グラフィックス | OpenGL 対応 | |
その他 | スタンドアローン版 | USBポート |
ネットワーク版 | ネットワークカード |