現在、Femapの最新バージョンは2021.2です。バージョンアップの度、メッシングツールボックスに新機能が追加され便利になっております。しかし、どこが改善されているのか分かりにくいと思います。そこで、v12~v2021.2までの新機能/追加された機能をまとめてご紹介します。
メッシングツールボックスとは、ジオメトリの形状編集やメッシュ生成/修正機能を感覚的に使えるようにツールをまとめたものです。メッシュの形状は、ジオメトリの形状の影響を大きく受けます。極端にメッシュが小さくなってしまう部分や潰れてしまう箇所は、ジオメトリの形状に問題があるのかもしれません。また、解析上、ジオメトリの形状を簡略化しても良い場合は、ジオメトリ形状を編集すると精度の良い形状を得られやすくなります。簡単な形状変更なら、このメッシングツールボックスで対応できるように機能が強化されてきました。また、メッシュ生成時(特に平面要素生成時)にメインメニューから「サイズ設定」→「メッシュ生成」という作業をしていませんか?メッシングツールボックスなら、1つのウィンドウ内でサイズ設定、オプション設定、メッシュ生成までが完結します。メッシングツールボックスは対話形式で、インタラクティブに形状編集/メッシュ生成が可能です。「こんな便利な機能を使わない手はない」ということで、今回のセミナーではジオメトリ編集からメッシュ生成/修正までを、メッシングツールボックスの新機能をソリッド要素の作成を通じてご紹介します。

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